122話までの情報から、始祖の巨人の力を引き出す「(フリッツ)王家」とは何か。また、「王家の力」とはどんな力なのか、そこに実態はあったのか、を考えてみた。
「王家」とは
王家とされている家系
122話で、エルディアの王家は初代フリッツに始まり、それがずっと続いてきたことが判明した。
現在確認されている王家は、大陸に生き残った王家が、ダイナ・フリッツとその子どものジーク。
壁内の王家は、145代王がパラディ島に移ったのが始まりで、移住後に「レイス家」に改名。ウーリやロッド、フリーダにヒストリア。
「王家」の意味と血統の問題
もともと「王家」の存在は、記憶を改ざんし無垢の巨人に命令できる「始祖の巨人の力」を引き出すという意味で重要だった。
ふつうに、王家のルーツを始祖ユミルとフリッツ王との間にできた3人の娘の子孫と考えると、「ユミルの民みんな王家になるんじゃね?問題」が発生しますよね。
ここは難しく考えるとよく分からないのですが^^;、実際はすごく単純な話かも。
一つあり得るのは、結局、始祖ユミルがあの王に従わざるを得ない奴隷だった、ということで、彼女が「王家の血統」と思った家系が王家。
というか、この家が「正統フリッツ王家」とされた家を、「そこが王家ですね」と感知したのでは?
それがおそらく、始祖の巨人を継承した娘の家系。子孫がどこまでか入るのか、も同じ理屈。
ダイナ、フリーダが巨人になったように、王家も始祖ユミルの血縁で、巨人の力を使うためにそうせざるを得なかったと予想(フリッツ王の子どもがあの娘たちだけなら、それが自然でもある)。
他の家系に8つの巨人を分けたようだが、こちらは王家扱いではないということだろう。
「王家の力」は単に支配による力
彼女は奴隷としての名残で無意識で行動してたわけだから、その地上での権力関係が続いていた。
表面だけ見ると、王家に特別な力があるように見えるが、それは単に、王家が始祖の力を保有している上で、座標の始祖ユミルが「王家とされる権力者」に従っていただけのこと、なのでは。
始祖ユミルの血縁自体には、「ユミルの民」となる以外の生物学的差異はないのでは、ということですね。
彼女の精神状態に由来した、単に心理的な問題では。
もうジークの言うことを聞くことはなさそうだし。
これでシンプルに解決しそうな気はするのだけど、どうかな。
これまで「王家の力、王家の‥」と作者に洗脳( ̄▽ ̄;)されたきたせいで、その「血」に何かあると思い込まされていたってところがあるんじゃなかろうか。
その血にタネか仕掛けがあるってのか?
62話「罪」
リヴァイまで使って。まあ、ある意味あったけど、血縁の血のほうじゃなくて縁のほうじゃないですかね(権力による支配という‥)。
前に、「始祖の巨人」を宿した娘が王家となって脊髄液で継承って書いたけど、これは変ですね^^;。脊髄液で継承されるのは、始祖の巨人で王家は別だ。なんだけど、始祖を持ってないと意味がないとはいえる。
まとめ
あくまで自分の推測です。
▶始祖の力を引き出す「王家」とは、エルディアの王家とされてきたフリッツ家であり、パラディ島内ではレイス家と改名した家系になる。
▶ただし、王家の血統そのものに特別な力はないと思われる。「王家の力」とは、始祖ユミルが従わないといけない「王家」と認識することで、「始祖の巨人」の力を引き出していた、ということ。
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