進撃の巨人ー125話考察。「大切なもの」のために戦い合う予兆

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「進撃の巨人」考察

125話。「話が大きく動く」という前回唯一した予想は外れ(笑)

しかし、毎回毎回、自分は特に100話を越えて以降くらいでしょうか、解禁日を待って味わってまた待つという、この感覚を味わえるのはいいものです。

 

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気になるポイントの考察・感想

 

アニ

意識があったアニ

ほう。そうだったのか。

今後、アルミンと何かからみがあった時、またおもしろそうな。

 

アニに問いかけてたヒッチ。

やっぱこの子は情に厚い。アニとの関係もいいね。

そして、英雄だけに焦点を当てずに、犠牲になる市民の側を必ず描く。

 

アニの行動の背景ー人殺しを正当化させる、いつもの手法

こういう、非常に現実的なテーマが物語の面白さにもつながってるのが魅力。

私達エルディア人の贖罪と世界を救う使命のため すべての行いは正当化された

自分は地ならし予想ばかりしていますが、これは今のイェーガー派にも通じることかなと思う。

人を殺すことが正当化される、誰かの都合による正義。

力を持ったエレンが壁外を滅ぼすだけなら、何も進歩はない。

 

エレンはこれと同じでないと考えてはいるけど、今のところ殺してるのは同じ。

どう違うのかは、まだはっきりとは分からない。

ホントに地ならしなら、その答えはきちんと見せてほしいし、何かはあるはずだと思うので、そこにすごく期待はしている。

 

アニの生い立ち

ちょっと分かりにくいが、いずれもっとはっきりすると思う。

その時にアニは父親に会えるのかな‥。

生まれて間もないときに親に捨てられた
「母親の浮気相手がエルディア人だった」ってことが私の血液検査で判明したとかでね

そんな私を収容所で引き取ったのは、外国から来たエルディア人の血を持つ男だった
私と似たような理由で収容所に入れられたたしい

 

 

男の素性はナゾですね。

「自分の生活を豊かにするため」と言ってるけど、それだけではないはず。

その後のセリフで、「これなら武器がなくても敵を殺せる」。

アニのセリフからは、エルディア復権ではなさそうなので、ふつうに「パラディ島の悪魔」が敵だったのかな。

ともかく‥やはり、この人がアニを自分の道具としてしか扱っていなかった。

 

実父か養父かも迷うけど、養父だったのかなと思う。

そして、パラディ島に行く直前に、なぜ急に変わったのか分からないが。

男は… 膝をついて私に謝った

教えていたことは全て間違っていたと…私に言い

泣きながら懇願した 帰ってきてくれと…

 

 

離れる直前に、自分のアニに対する愛情に気づいたのかもしれない。

アニはそれだけで、父親と認めたのではないだろうか?

そして、彼女の帰るべき拠り所になったのだろう。

 

大切なもののために、戦う

アニの目が印象的・・

……でも

父の元へ帰るためなら また同じことをやる

エレン、ガビ、アニ…。

大切な人や愛のために戦い合わなければならない場面が、刻々と作り上げられて行ってる感じがする。

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キース

スルマたちに、イェーガー派に背かずに体制の中にいろというキース。

ここは予想。フロックは彼らに打倒されるのでは。

 

アルミン

コニーを説得しに行くアルミン

「9つの巨人の継承をかけた問題が消えるわけじゃないから…」

読者的には、エレンは、そこも消そうとしてるんじゃないか?と思うけど、こういうアルミンの考えが必ず活きてくるような気はする。

ガビとファルコは新しい時代の象徴になりそうな感じはあるし。

 

そして、地ならしで島以外の世界は滅びる前提で話しているアルミン。

 

動揺するアルミン

ミカサにこう聞かれ、キレるアルミン。

 

しかし動揺しながらも、抑えるべきポイントを整理しているアルミンは有能。

考察してる人は、考察ポイントの整理に役立ちそう。

(*自分はあまりこういうのはしなくて、「もうどうしようもないエレンのこと」ばかり考えてるなーと思って笑ってしまった)

 

ただ、アルミンは、エレンのことを考えたくないように見える。

それは、彼を止めるとしたら戦わなければならないという可能性を見たくない‥からかも?

 

アルミンの罪悪感

生き返るべきだったのは 僕じゃなかった

ずっと引っかかてたんでしょうね。

前回のアルミンの表情も、自分が何もできなかった、ということだったのか。

124話「氷解」

 

アルミンがこう思うのは、結局エルヴィンでなく自分が選ばれたことへの罪悪感が大きいでしょう。

それは、能力うんぬんだけでない、避けようがない感情的な問題(フロックがそこを刺激したが、何より本人がそう感じている)。

その後活躍の機会がないのも、その影響もあるかもしれない。

おそらく彼が自分をとり戻すときは、エレンのことを考えてどうするかを決める時じゃないかな?

 

ミカサ

どうしていいか全く分からなくなったミカサ。

ミカサは、キヨミがきっかけになるのでは。

111話「森の子ら」

ミカサさまの母君が残された一族の誇りまで失ったわけではございません

この国がどうなろうとあなた様だけはお守りいたします

 

ミカサのマフラーがない

ルイーゼ以外に候補は浮かばない。

ミカサにつけてほしいんでしょうかね。

ミカサがそれを断るとか、どうも悪いほうの予想しか思い浮かばない。

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フロック

義勇兵に「エルディア帝国」の傘下に入れと銃で脅す(殺す)フロック。

 

「誇りに死ぬことはない」

エルヴィンの特攻で死線をくぐり抜け仲間を失ったフロック。

言葉だけ見れば正論だけど、故郷への誇りを表した人間を銃殺し、自分に従えと脅しに使ってるだけ。

 

彼は、自分のイメージでは、「生きるため」ならなんでもする役割。

それ自体は、善でも悪でもない人間の一つの側面。ケニーにも通じる。

何としても生き残りたい人間の「自我」を象徴している(かも)。

 

エレンにも通じるところがある。

ただエレンと違うのは、エレンは愛が根底にあるのに対して、フロックには全くそれが見られないこと(+「お山の大将」でもある)。

たぶん愛が優勢になるほど「良い悪い」は意味を持たなくなってくる。

だからこそ、彼は時に正しく見える。

 

フロックの言葉に揺らぐジャン

そして、フロックのこの言葉に揺らいでいるジャン。

もうお前らは戦わなくていい 好きに生きていい

なぁジャン お前は内地で憲兵になって快適に暮らしたかったんだろ?

そういう意味で、ジャンは、両面を持っているキャラクター。

自分の身を守りたいのと、危険を冒しても自分以外の人のために行動すること。

つまり、普通の人間で、その葛藤を引き受けてきた。

 

フロックがスルマたちに打倒される(それ以外の理由でもいい)と予想したのは、フロックの存在は、人間の一側面ではあるものの、それは越えていくべきものとして描かれるんじゃないかなーと思うから。

「森から出るんだ」と書く作者なら、ここはそうするのではと予想する。

まああとは、エレンには利用されてるのだろうから‥。

 

オニャンコポン追加

揺らぐジャンを冷たーい視線で見るオニャンコポン。

そりゃあね‥。しかし、最近の作者の画力は表情一つでいろいろ伝えてきますね。

ジャンはまたマルコのセリフ、思い出すんじゃないのかな?

 

コニー

ここを読むと、コニーの気持ちも分かる。

相棒のサシャも失って、エレンには裏切られたと思ってたし。

ただブラウスさんの言うように、コニーはそうはできないだろう、とは思うけど。

 

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何となくの予想

 

調査兵団のそれぞれがどう考えるか?

世界は、エレンを討ち取る方向で動いていきそうだけど、調査兵団の面々はまだ考えることができない状態。

彼らがどう考えるのかが、今後の大きな焦点になりそう。

その前に、イェーガー派が制圧すると動けないけど、ヒィズルはからんできそう。

飛行船もあったので、フロックらとは別に動けるはず。

 

キヨミはエレンの声を聞いていて、ミカサが彼女と会い、その後意思を決めると予想。

そこにヒストリアが絡んでくると、道に行く展開もあり得るかも。

 

エレンに賛同する人、討ち取る人、止める人

とくにエレンがヒストリアにウソをついていた場合(地ならしを隠してた場合)は、ミカサとヒストリア、もしかしたらそこにリヴァイら含めて止めに行く展開もあり得そう。

でもそうなると、マーレと共闘することになるのか?

一部はそうなるのかも。

ただイェーガー派もいるし、エレンをどうするかの目的はやはり別れそうに思う。

 

ハンジがどうするのかも気になる。

とりあえず本部に戻って、リヴァイの治療に注射薬使うのでは。

トカゲみたいに指が生えてくるか?🦎自分で「…気持ち悪い。」とか言わないかな。

 

あとは、ハンジとマガトが会ったことで、ここらは行動をともにする可能性が出てきた。

ただ、エレンを止めるとしたら、道で会える可能性以外は討ち取るしかないと思うので、けっこうな選択を問われることになる。

 

予想通り、予想は難しくなってきた( ´∀` )。

いろんな人物の思惑が重なり合うので分からないし、そこはまあなるようになる。

ただ、今後もう一度、巨人同士の戦いはありそう。

巨人は全て大陸に向かうのではないかな。

個人的には、エレン巨人が海を割って渡るようなシーンを見てみたい。

 

できれば、ほぼ不可能な結末予想を一回はしておきたいけど、あとは、社会的・人間とは的な目線での考察。

どちらにしても、その方向性はエレンの真意にかかっている。

それが分かるときが楽しみでもあり、分かってしまうのが惜しいようでもある。

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