大地の悪魔の正体の話です。
自分が好きな、大地の悪魔=大地の神様=「シュメール神話のエンキ」説ではなく(これは物語からは離れてる)。
ちょっと別の角度。121までの情報と北欧神話から、大地の悪魔の正体を考えてみる。
こっちのほうが、物語には沿ってるかも。
身体の構造を一瞬で変えるってどっちかのはずなんですよね。きわめて高い技術力を持った存在か、それか・・・の力か。
その・・・の話です。
1話の木が「世界樹」を表してるとして
冒頭の木が北欧神話の「世界樹」を匂わせる、というのはありますね。
古代の人々は全世界を「天と地を貫く大きな木が支えている」と考えていた。
北欧神話に限らず、世界を司る中心軸(世界柱)が宇宙にそびえ立ち、生命の誕生と営みがこの中心軸の周りで起こるという宇宙思想は世界各地にある。
宇宙樹ユグドラシルは9つの世界を支え‥
「いちばんわかりやすい北欧神話」p20より
枝が9つに分かれているので、9つの巨人を表している?のかな、くらいに思ってました。
これはひとまず置いておいて。
大地の悪魔の正体
で、大地の悪魔。
マーレが描いた、この姿でなく、本当は大地の悪魔は・・
ん?、どこにいるのか?
本当はここにあるのが、大地の悪魔=有機生物の起源、というのはどうだろう。
北欧神話では、木は生命の源となっている。
◆人間は木から生まれ木の中から復活する
天地創造のとき、オーディンとその兄弟は木から人間を作ったと描かれている。
「いちばんわかりやすい北欧神話」p21より
冒頭の木。
あれは、大地の悪魔(有機生物の起源)から始祖ユミルを通して、9つの巨人が生まれた、ということ。
そして、、その「場所」の象徴なのかも。
つまりここでは、木はあくまで象徴と考える。
木によって示されているもの‥それが「座標」。
ということで。北欧神話を参考に空想すると、
大地の悪魔の正体は―生命の誕生にかかわる「世界樹」が象徴する―「座標」の力そのもの、ではないか。
(時空に縛られない、いわば高次元の世界の力)
要するに、大地の悪魔の力は、座標という高次元の「場」にある力だった(120話までくれば、まあそうかもね的な話かな?)。
もちろん、座標に何らかの「存在」が表れたのかもしれないのだが、それは形を持つものではないかもしれない。だって時間に縛られないって、もう高次元。高次元ほど形はない。
つまり、この絵と下の場面は同じものを表している。
ユミルフリッツは、ここに来ることができて、そして契約をした最初で最後の人間・・だろうか。
蛇足:アズマビト家は来たことあるかもしれないと思ってる。
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