進撃の巨人ー134話考察。「絶望の淵にて」なお命を救おうとする人々

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「進撃の巨人」考察

ファイナルシーズン!!

マンガはもういよいよ最後の山場って感じですね。もうすでにちょっとさみしい。

今回は「命」、それと「想念が現実を作る」を感じた回だった。

 

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134話「絶望の淵にて」考察・感想

 

ヒストリアの出産

やはり、父親は彼だったようですね。

まあ、もしエレンが父親になっちゃったらエレンのキャラが完全崩壊、いきなり「進撃のスクールカーストー泥沼三角関係編」に変わるくらいの話になるのでね。

 

地ならしから逃げまどう人々

セリフがないのが、地ならしの圧倒的な力を感じさせますね。

イギリス産業革命時代ぽい背景に、身なりのいい黒人。

作者の言うように、現実と鏡合わせなイメージですね。

ヒィズルにも到達してしまった様子。

そして、文字通り崖の淵から落ちる人々。

 

 

その中で赤子の命を救おうとする人々

母親が託した赤子を、とっさにかかげ上げる人々。

助かる見込みはまずないけど、これも人間の本能的な性質とは言えるでしょう。

 

過ちを懺悔する司令官

アニ父らの希望だった飛行船はすべて出撃。

マーレの司令官が言う。

 

…この責任はわれわれすべての大人達にある

憎しみを利用し憎しみを育み続け

憎しみに救いがあると信じ

我々が至らぬ問題のすべてを「悪魔の島」へ吐き捨ててきた

その結果…

これは物事の本質を見抜く司令官ですね。

想念が現実を創る。人を呪わば穴二つ(の壮大なバージョン)。

憎しみの連鎖を断ち切ろうとしなかった自分たちが招いた結果。

 

もしも再び未来を見ることが叶うなら

二度と同じ過ちは犯さないと私は誓う

司令官の言葉から‥

 

ライナー母カリナも気付く

 

エルディア人であるせいでマーレ人の夫と一緒になることを禁じられたカリナ。

マーレの言うままに、その不幸をパラディ島の”悪魔”のせいにし、ライナーを戦士にしたカリナ。

幸せを求める心がねじれて、子どもに犠牲を強いていたことにカリナもようやく気付く。

彼女が変わるとは思ってなかったけど、でもきちんと変わってくれるところまで描かれる人間が多くて、そこがいい。

 

互いを思いやる世界の幕開けを‥しかし

皆も… どうか誓ってほしい

憎しみ合う時代との決別を

互いを思いやる世界の幕開けを

しかし怪物は殺さなくてはいけない

 

獣の巨人登場で飛行艇全滅

 

 

進撃の巨人が動いたことで、予定より早めに爆撃開始。

しかし、ここで獣のストラップ巨人登場。

色は薄そう(戦鎚の白か)なので商品化はしやすそう(ないか)。

 

さて、これは何でしょう。

始祖の力でジーク獣の巨人の設計図を手に入れて、戦鎚の力も加えて作り上げたんでしょうか?

ともかく、獣の投石で飛行艇部隊もあっけなく全滅。

 

覚悟するアニ父たちの前に現れる飛行艇

ファルコたちが助けるかと思ってたが、飛行艇が先だった。

エンジンがほとんど動いてないが、始祖の上までかじを取るオニャンコポン。

不時着って、ああ彼も逝ってしまう・・のか?

 

アッカーマンの危機察知能力

一瞬早く、危機を察知するリヴァイとミカサ。

このアッカーマンの能力って、ちょっとした未来予知能力と言えるんじゃないかな。

始祖が記憶を操れないアッカーマンと東洋の一族は、未来の記憶につながる種を持っているのかもしれない。

 

攻撃目標は獣の巨人

勘違いしちゃったんですね。本体じゃないのはすぐわかるだろうけど。

でもライナーかっこいい。そしてカリナの表情。

もうなんか、報われた感はありますね。

 

アルミン「君のどこが自由なのか」

エレン…

もう一度イヤな質問してやるよ

アルミンはもう、エレンとどう向き合うか決まったようですね。

 

イヤな質問はこのときのことですね。

ッ……って一瞬、素に戻って感情的になったエレン。

アルミンは図星だと感じたんでしょう。

てことは、エレンも自分が自由ではないことはどこかで分かってはいるんでしょう。

 

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134話考察・感想まとめ

 

地ならしの恐ろしさと、その中で赤子をかかげる人々がなんとも、人間の命を感じさせた今回。

アルミン団長は、獣の巨人を倒して地ならしを止めるに賭けているようだけど、これはもう破綻間違いなし。

あと個人的にはマーレの司令官の言葉が一番印象的だった。

それとカリナの心境の変化。

人間の現実的な問題を描きつつ、この辺をはっきり表現してくれるのが進撃の好きなところの一つ。

そういう意味では自分が期待した通り、争いあう繰り返しからどう脱するか…というのはもうすでにかなり描かれてるし、ここからさらになんかあるだろうと思うので、そこも楽しみ。

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