チャクラの意味と働きをイメージしてもらうための試みです
マンガのキャラの「性格診断」ならよくありますが、ここでは、その人の心身の健康状態や人生の課題などが分かる「チャクラ」の状態からキャラを診断する、という世界初? ^ ^;ではないでしょうが、おそらく珍しい試みをしてみます。
まず、【進撃の巨人】の各キャラクターのチャクラの状態を、(マンガのキャラですが)自分の判断で測定します。そして、各キャラの心身の状態と人間的な成長について、ちょっと考察してみます。チャクラの意味や働きって何なのか?具体的にイメージしてもらえれば幸いです。
チャクラの復習
そもそもチャクラって何?という方はよければこちらからご覧ください。
チャクラの状態をみることで、その人の心身の状態や課題・可能性が分かり、ヒーリングのポイントともなります。人間の精神・身体をコントロールする「エネルギーセンター」です。
ここにも各チャクラの機能だけ載せておきます。
・第7チャクラ(紫・白)‥インスピレーション、開かれた心
・第6チャクラ(青・藍)‥思考・直観・イメージ力
・第5チャクラ(水色)‥コミュニケーション・自己表現
・第4チャクラ(黄緑またはピンク)‥人とのつながり・信頼・愛情
・第3チャクラ(黄)‥自分を信じる・意志
・第2チャクラ(オレンジ)‥喜怒哀楽の感情・欲求
・第1チャクラ(赤)‥生命力・生活力
注意点!
①104期については大体15歳~17歳の若造です。まだ成長期、かつ日常がハードで不安定です。
②しかしながら、もともと身体能力は高いものが多く、毎日訓練で身体を鍛えています。全体的には健康で、とくに1チャクラの状態はよくなりやすいでしょう。ある意味精鋭ですし、現代の一般人の多くより健康的かもです。
【進撃の巨人】各キャラクターのチャクラ診断
エレン・イェーガー
1.~8巻
*見方・・青はまあふつうに機能している状態。数値(%)は大体の平均ですが、幅があるのは、その期間の揺れを表しています。赤は数値に関わらず機能障害。✕はチャクラにブロックがある、つまり閉じていて働いてない状態。
まず、エレンの初期。基本的に生命力(1チャクラ)があります。仲間を思う心(4チャクラ)も強く、コミュニケーション(5)や思考力(6)も、まあこの年齢ですし、まずます働いてはいるので悪くはない。
しかーし。2チャクラの感情、3チャクラの自分の意志、両方100を超えるような数値で一見よさそうだが・・過剰に動きすぎて自分でコントロールできてない、特に感情。エネルギーは強いが強すぎて不安定。3チャクラも「おれが、おれがやってやる!」なのでこうなる。
まあ、境遇を考えればしょうがないが、自分の思い・感情だけで突っ走ってしまう。頭が悪いわけでないのに、暴走する感情の強さと、7チャクラが開いてないのが大きい。他の意見なんか耳に入らない、思い込んだら突っ走る(いいやつなんだけど)。
すなわち「死に急ぎ野郎」とはこういうことですね。このままでは命がいくつあっても足りないよ。でも、彼も変わってきました。
2.9巻~15巻
少しずつ成長してたとは思いますが、一番のきっかけは、8巻のアニ(女型)との戦闘のようです。自分の感情だけで動くのではなく、自分の力を何のためにどう使うのか・・。その自覚をあの戦いから持つようになったのでしょう(測定するとこうなる。細かい物語は覚えてないが、なるほど~と自分で納得)。
はい、安定しましたね~。さすが若いだけある、というか体験も強烈でしたしね。人類の命運がかかってくるわけですから、そりゃ変わらないわけにはいかないでしょう。
7チャクラが動き出した(まだ弱いですが、それでもこれは大きい)のと、2,3チャクラが安定したのは連動してるでしょうね。自分の役割を考え、大局を見るようになって自分を制御できるようになったのでしょう。
全体のバランスは1~4が強く、5~7は比べると弱めですが、下が安定してるのは非常に大事。よいと思います。彼の強みは1~4の肉体のチャクラのエネルギーが強いことですね。かなりきついことがあっても基盤が安定してるので、何とかやっていけます。
3.16巻~
ただ、さすが主人公だけあって、このままではいきません。クリスタとのあのシーンで受けた衝撃は一時的にせよ、かなりなダメージだったでしょう。まあ、特殊例ですが、あの直後を一応見てみると・・
おそらく1,2,3チャクラがほぼ止まってるんじゃないでしょうか。そりゃそうでしょうね。誰でもそうですが、ひどいストレスを受けるとこうなるのは正常なことです(無感情になって自信もなくなるなど)。父親が巨人で人も殺してた、加えて世界での自分の存在意義に?がついたわけですから、自分の基盤=1チャクラがぐらつくのは仕方ないですね。
エレンのこの場合、仲間の存在も大きいと思いますが、影響はある程度一時的なものなので、その後は少しずつ戻ってるようです。ただ、親のことがどう収まっていくか、は彼の今後にとっては非常に大事でしょう。親との関係は誰にとっても最初の基盤になりますが、特に仕事で力を発揮するためには、父親との関係はポイントの一つになると思います。
大変な物語に翻弄されているエレン君ですが、それだけの器はあるからでしょうね。引き続き頑張ってください~。
アルミン・アルレルト
アルミンはエレンほどの変化はないので通して見ます。
さすがに、思考・直観は安定して高い。ひらめきがありますもんね。自己表現もいいですね。単に口が回るのではなく、自分の内側から出る言葉を話すことができると思います。あと第4チャクラのハートもいいですね。仲間への愛があります。
7チャクラも大丈夫です。エレンと比べると、これら5,6,7の「精神のチャクラ」の力が強いことが分かります。
それに比べると、バランス的には1,2チャクラは若干低いですね。ただ問題はないので、まあ、これは個性でいいでしょう。ちょっと気になるのは、第3チャクラ。これは特に前半でしょうが、自信に欠けていましたね。ただ仲間の指摘で変わってきたと思うので、今はまあ大丈夫でしょう。こういう子は、自信がついてくると力を発揮します。
彼は持っている能力をうまく使ってるし、年齢を考えると順調に成長してる感じですね。エネルギー的には、身体動かして鍛えられてよかったと思います。これでもし勉強ばかりしてたら、完全に頭でっかちなバランスになってたかもしれません。
精神的な能力がいくらあっても、全体のバランスが調和しないとその人の本当の力は発揮されません。壁を越えて「海を見る」ためには体力も必要ですね。
キッツ・ヴェールマン
ミカサに行く前に・・失礼ですが、バランスのよくない例として。巨人化したエレンにおびえて固定砲で砲撃しようとした、トロスト区駐屯兵団の隊長。
登場シーンは短いので、まあ想像で補うということで。
うーん、まあ大体すぐ攻撃しようとする人は自信がないですね。ハートもマイナスで、まったく人を信じられないし感情もよくないです。自分がなくて周りも信じられないから、恐怖心にかられて身を守ろうとする。だから、言葉は攻撃的(5チャクラも+だが不安定)になる。
6,7チャクラにブロックがあるので、「考えることを放棄」していて(というかまともに考えられない)、周りの意見も耳に入らない。
まあ、何があったの?という感じですが、とりあえず、この状態で隊長はまずいんじゃないでしょうか(笑)。ちょっと長期休暇とって集中的にケアした方がいいと思います。
6,7チャクラは別として、そのほかはマイナスが多いけどまだ動いてはいるので、きっかけがつかめれば意外に早めに変化する可能性もありです。生命力も大丈夫みたいですし。まあ早めに一回、自分と向き合ってほしい(笑)、と思います。
ミカサ
1.~12巻
12巻までのミカサ。精神のチャクラの状態はいいですね。とくに5チャクラ。彼女の場合、口数は少ないですが、言葉で人の気持ちを動かす資質があるように思います。
3チャクラについて。エレンを守る<`ヘ´> という強い意志は持ってるのですが、まだ自分がないというか、自分よりエレン、いやもう自分はエレン(笑)みたいなところがあったからですね。ホントのとこ、自分はどうでもいい、と。
あと、第2チャクラと第4チャクラが閉じてるのは、やはり幼少期の経験が大きいでしょう。まあ、体癖的にも感情は出にくい方ですが、両方とも閉じてますからね・・。彼女の場合は明らかに、感情を止めることで身を守っていたとみていいでしょう。*ちなみに、第1~第4チャクラはそれぞれ発達する時期というのもあります。後から回復はできますが、成長期に発達しないとその状態が固定されがちで、不都合が生じてきます。
エレンに対する思いはありますが、この状態だとぜったい恋愛はできないでしょう(してもうまくいかないでしょう)。下手すると、「執着」 🙄 だけになってしまう恐れありでした。
2.13巻~
彼女がなぜ変わったか・・12巻の終わりのシーンが重要な意味を持つと思います。これについては、まあ説明するのもね・・。しかし見事にバランスがとれました。簡単に変わったわけではなくて、もちろん特殊な状況もプラスしてでしょうが、こういうこともあるんだろうと。
・・そう考えると、進撃の巨人て絶望的なようだけど、実は救いにも満ちてる作品だなーと思います。
その後、ミカサはやきもち焼いてた印象しかないですが、ずいぶん心が軽くなったのではないかと想像します。
ジャン・キルシュタイン
1.~5巻
エレンの初期とよく似てますね^^;。まあ、感情の激しいこと(幅があるからじゃなく、過剰な時の過剰さが)。そしてワガママで言葉もきつい。数値が高ければいいというものじゃない、状態とバランスが大事という典型ですね。
ただ、人間的にはウラオモテはなく、4チャクラの愛情もあるし、憎めないタイプ。6、7チャクラも大丈夫なので頭とカンも働きます。が、このままで調査兵団に入ってたらエレンと同じ「死に急ぎ」になってたかも ですね。
もちろん、彼が変わったきっかけは4巻のマルコの死でしょう。
2.5巻~
そして、調査兵団に入る決断をし、彼も変わりました。彼にこの決断をさせたのは、ハートの強さと7チャクラも含め、心が開いていたからではないでしょうか。バランスがとれ、もともとあった精神の能力も活かされるようになったと思います。
注意してもらいたいのは、「現状認識力」が高いから、6チャクラが必ずしも特に強いとは限らないこと。7チャクラが開いていれば「霊能力」がある、わけでないのと同じです。ただし、チャクラがいい状態でなければ、持っている個性を活かすことはできないとは言えるでしょう。
ライナー・ブラウン
「こんな奴らがいると知らなかった」とき
「故郷」にいたとき。言うことはありません。とてもいい状態です。とくに第4チャクラ強いです。人望があるのが分かりますね。
*最近のライナーの過去を見ると、パラディ島に入る前から辛いことばかりあったみたいですね、、。その前までは、やはり上記でよいみたい(母への愛情も強いですしね)ですが。あれだけのことも何とか耐えていける強さがあった、と見ていいでしょう。なんかもう、エレンと並ぶ主人公格の勢い、人間的にはより重みのあるキャラになりましたね。
「兵士」になってから
「兵士」と「戦士」との間で、彼の心が引き裂かれるようになってからの状態。
それでもさすがに、ハートは強い。だんだん、同期との信頼関係ができて・・逆にそれが彼を苦しめていったんでしょうが。
おそらく、まずおかしくなったのは、思考。そりゃ、いろいろ考えると思います。これでいいのか?どうすればいいのか?自信や確信もなくなりますよね(3)。整理できない感情の持っていき場もなくなって(2)、自分自身を分裂させることで保っていたんでしょう。それが思考の揺れ(まとまな時もあれば、マイナスのときもある)に表れています。
しかし彼はもともとの任務を実行に移します(10巻)。ただなぜ、あのタイミングだったか、彼の背後にいるものの意図は?まだはっきりしないところもあります。
進撃の巨人は、回復の物語といっていいほど、もともとあった傷が癒されるキャラも多いのですが、彼だけは逆のパターン。
今後、物語の展開に彼がなんらかの役割を果たすのか?彼の心にさらに変化があるのか?気になります。
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)
クリスタのとき
あちゃ、これはきつそうですね。それだけの背景がありますが・・。
まず、1チャクラがマイマス。強い自己否定があります。自分が全く育ってない(3チャクラ)ので、人からどう思われるかが行動の基準になりがちです。これはユミルも見通した通り。愛情はちゃんとあるので(4)、見せかけのやさしさ、ということではないのですが・・。
結局、その自分のなさが根本にあって、本当の自分を表現できてない(5)、前向きに考えようがない(6)、感情を抑えてしまっている(2)ので、周りの世界とつながれず閉ざしてしまっている(7)ということになります。
これだと自分で生きてるという感覚はないでしょうね・・見た目では分かりにくいことも多いですが。ユミルは昔の自分と似てたせいですぐ分かったみたいですね。
ヒストリアになってから
展開と同じく、劇的に変わりましたね。
”女神様”ユミルの存在は大きかったですね。すべて機能してる状態になり、もともとよかったハートもさらに強くなりました。クリスタのときに惹かれてた男性陣は、ある意味ちょっと見る目がなかったか?と思います。
リヴァイ
さて、最後にリヴァイ。リヴァイは幼少期はもっとよくない状態だったでしょう。
ある程度育った後も、2チャクラの感情は閉じてたようです。仲間への愛情はやはり非常に強いのですが、それとは別に何というか遊びがないんですね。まあそういうキャラって言えばそれまでなんですが、怒りは感じても喜びはなさそうでしたからね。
あと、7チャクラも閉じてたみたいですね。まあ、自分の力のみを頼りに生きてこなくちゃいけなかったわけですから、そうなりやすいでしょう。
彼の変化ポイントは、おそらく17巻のケニーの死、そこでのやりとりかなと思います。それまでは、基盤となる1チャクラも少し不安定だったと思いますが、この辺も安定したかな。
その後に、(ヒストリアに殴られたとき)初めて笑ったのが非常に印象的でした。
さて、エルヴィンもやろうと思ったのですが、彼は健康的過ぎて^^;。人類よりも自分の夢を・・と言っても、仲間への思いも強かったですしね。あれだけの人間をたばねて動かすわけですから、基本的にはチャクラの状態がよくて、エネルギーが強くないとできないことではあるでしょう。
以上、進撃の巨人のキャラクター、そのちょっと深い人間としてのあり方について、そして、それが分かるチャクラの意味と働きについて、イメージしていただけたでしょうか?
以下は美しすぎる曲と声。
「Vogel im Käfig(Bird in a cage)」-Cyua
チャクラについて詳しくは⤵
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