【進撃の巨人】名言集(画像付き)ーから物語のテーマも読み解く

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キャラクター考察

名言の宝庫、進撃の巨人。

名言のシーンを画像とともに振り返り、その意味を見ていきます。

それだけで、この物語のテーマもいくつか見えてくるように思います。

さらに心理的な考察はリンクをGO🍎。

 

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エレンの名言

 

一生壁の中から出られなくても…メシ食って寝てりゃ生きていけるよ…でも…

それじゃ…まるで家畜じゃないか…

1話「二千年後の君へ」

自由を求めるエレン。

そして、「何のために生きるか」という問いにつながるこのセリフ。

ニーチェの「超人」思想は、エレンを想起させるような気もしないでもない。

ニーチェはその著『ツァラトゥストラはかく語りき』において、人間関係の軋轢におびえ、生活の保証、平安、快適、安楽という幸福を求める現代の一般大衆を「畜群」と罵った。その上で、永劫回帰の無意味な人生の中で自らの確立した意思でもって行動する「超人」であるべきと説いた。

ーWikipedia「超人」よりー

 

駆逐してやる!! この世から… 一匹… 残らず!!

2話「その日」

このエレンの強烈な怒りで始まった物語。

彼が駆逐する対象は、自分たちを襲う巨人から、自分たちユミルの民を滅ぼそうとする世界へ。そして巨人の存在と歴史そのものに?

 

オレが!! この世に生まれたからだ!!

14話「原初的欲求」

 

生まれたから生きたい、それも自由に生きたい、という当たり前の気持ち。

それを阻むものは駆逐するという彼は、他者の自由も奪うしかなかったのか。

このジレンマにどう答えを出すのかが気になる。

 

オレにはできる …イヤ オレ達ならできる

なぜならオレ達は 生まれた時から 皆特別で 自由だからだ

73話「はじまりの街」

 

課せられた任務の大きさに自信を持てなかったエレン。

そこから脱皮するには、「ありのままでいい」ことと、自分の「特別さ」を受け入れることが必要だった。これは矛盾するようでいて、実はそうではない。

「皆特別で自由」という言葉には、彼の成長がはっきりと映しだされている。

 

 

…なぁ?
向こうにいる敵…全部殺せば
…オレ達 自由になれるのか?

90話「壁の向こう側へ」

ようやく海にたどり着いて、はしゃぐミカサやアルミンと対照的に、悲しそうな表情でつぶやくエレン。

おそらく進撃の記憶を見て何かを知ったエレンは、ここから仲間と離れていくことになる。

 

自分で自分の背中を押した奴の見る地獄は別だ
その地獄の先にある何かを見ている

それは希望かもしれないし さらなる地獄かもしれない

それはわからない
進み続けた者にしか…わからない

97話「手から手へ」

 

彼が地獄の先に見据えているものは何なのか?

カッコいいけど恐ろしさも感じるセリフ。

ニーチェのこの言葉も連想させる。

怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬように心せよ
汝が久しく深淵を見入るとき、深淵もまた汝を見入るのである

『善悪の彼岸』より

これは今の(地ならしを起こした)鬼のようなエレンの姿にも重なる。

怪物(ユミルの民の根絶を望む世界)と戦うエレンは、彼らと同じ怪物になってしまったのだろうか?

ただ、エレンは悪に対する正義で動いているわけではないはず(壁の外も同じ人間であることは分かっている)。

果たして、その真意はどこにあるのか。

 

 

終わりだ オレがこの世を終わらせてやる オレに力を貸せ

お前は奴隷じゃない 神でもない ただの人だ
誰にも従わなくていい お前が決めていい

122話「二千年前の君から」

奴隷として巨人を作るしかなかった始祖ユミルに、眠りからさますように語りかける。

「お前が決めていい」と彼女自身の意思・選択を初めて尊重したエレン。

 

オレをここまで導いたのはお前なのか

待っていたんだろ ずっと
二千年前から 誰かを

122話「二千年前の君から」

そして、始祖ユミルの解放。

彼女は、初めて自分を見てくれたエレンに力を貸し、地ならしが始まった。

 

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ミカサの名言

 

この世界は残酷だ… そして…とても美しい

7話「小さな刃」

 

強盗に両親を殺された過去を持つミカサ。ミカサ自身も捕われたが、エレンに助けられる。

残酷すぎる経験ではあるが、負の経験ゆえに愛の大切さや美しさを強く感じるというのも、また事実。

ミカサの特徴が出ているとすれば、感情的な表現ではないこと。

淡々とした表現が、かえって「残酷な現実とその中の美しさ」を浮き彫りにしている気がする。

 

あなたが憲兵団に行くのなら私も憲兵団に行こう
あなたが駐屯兵団に行くのなら私もそうしよう

エレンは私と一緒にいないと早死にする

3話「解散式の夜」

ミカサらしいといえばミカサらしい、主語が自分ではないセリフ。

テレが入ってるからという場面ではあるが、その後の展開からみて、エレンがミカサの宿主だからこその言葉だったのかもしれない(それだけじゃないとは思うけど、いずれにしても彼女自身の意思が問われてくる)。

 

エレン、聞いて、伝えたいことがある

私と…一緒にいてくれてありがとう
私に…生き方を教えてくれてありがとう

…私に、マフラーを巻いてくれてありがとう

50話「叫び」

もともと感情表現の苦手なミカサ。

しかし、本当はもっとも素直な感情を表現したいのも、彼女なはず。

それは彼女の「魂のテーマ」かもしれない

 

 

アルミンの名言

 

何かを変えることの出来る人間がいるとしたら
その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ

化け物をもしのぐ必要にせまられたのなら
人間性をも捨て去ることができる人のことだ

何も捨てることができない人には
何も変えることができないだろう

27話「エルヴィン・スミス」

進撃の世界は、たしかに人間性をも捨てないと生き残れない世界。

自分が注目するのは、これに対するアニメのジャンのセリフ。

なあ…そんな化物になって巨人を駆逐したとして、それは人類の勝利なのか?

つまり、人間性(愛や情)を捨てて命を守ることと、危険を承知で人間性を選ぶこと。

アルミンは時にゲスミンになりつつも、その間で葛藤している。ジャンはその意味では最も人間味のあるキャラ。さてエレンは‥?

 

…耐えろ まだ離すな

エレンに託すんだ、僕の夢、命、すべて

僕が捨てられる物なんて これしか無いんだ

きっと、エレンなら海にたどり着く 海を――見てくれる

82話「勇者」

 

……これが、君の見た…景色なんだね ベルトルト…

104話「勝者」

 

超大型アルミンが、仕方なくマーレの軍港を破壊し民間人を巻き込む。

エレンの心境が描かれない中、かつての敵が見た光景と心情が、自分の身に返ってくる象徴的な場面。

 

リヴァイの名言

 

俺には分からない ずっとそうだ…
自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても…結果は誰にも分からなかった…

だから…まぁせいぜい…悔いが残らない方を自分で選べ

25話「噛みつく」

悔いなき選択。

「自分で選べ」というリヴァイの言葉は、後のエレンがこだわる「自由意志」につながってくるように思います。

 

何が本当に正しいかなんて俺は言っていない
そんなことはわからないからな…

お前は本当に間違っていたのか?

59話「外道の魂」

 

リヴァイのセリフの中では、これが一番好きかも。

「正しい」というのが絶対的なものではなく、ある視点からの判断にすぎないことを、リヴァイは誰よりも分かっている。

その判断が正しいかどうかはその時は分からない。後になっても分からないかもしれない。それはただ、正しいと頭で決めてるだけのことだから。

逆に言えば、どんなに間違ってた・失敗だったと思っても、それもホントは分からない。

 

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ユミルの名言

 

ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ!

40話「ユミル」

自分を偽って生きざるを得なかった経験を経てきたユミル。

その彼女だからこそ、言えるセリフですね。

 

アニの名言

 

なぜかこの世界では、巨人に対抗する力を高めた者ほど巨人から離れられる
どうしてこんな茶番になると思う?

それが人の本質だからでは?

17話「武力幻想」

セリフの続き。このシーンが重要

 

アニの言っている「人の本質」は、頭で考えた理想によって「目の前の現実から離れてしまう」という皮肉な現実でしょう。

本能で生きていない、「自我」を持つ人間にとって、避けられない課題。

これが進撃の中で、終始描かれているものの一つだと思います。

 

 

エルヴィンの名言

 

どんなに夢や希望を持っていても 幸福な人生を送ることができたとしても 岩で体を打ち砕かれても同じだ
人はいずれ死ぬ
ならば人生には意味が無いのか?
そもそも生まれてきたことに意味は無かったのか?
死んだ仲間もそうなのか?
あの兵士達も…
無意味だったのか?

いや違う!!
あの兵士に意味を与えるのは我々だ!!

あの勇敢な死者を!!
哀れな死者を!!
想うことができるのは!!
生者である我々だ!!
我々はここで死に 次の生者に意味を託す!!

80話「名もなき兵士」

 

ずっと世界の謎を知るという夢を見てきたエルヴィン。それは、彼の父親の死から始まった使命だった。

そのエルヴィンが、最後に人類のために自分の夢と命を犠牲にした。

これは、彼の真実の心の叫びだったでしょう。

 

 

ケニーの名言

 

みんな何かに酔っ払ってねぇとやってらんなかったんだな…

みんな何かの奴隷だった…
あいつでさえも…

69話「友人」

 

「強さ」だけではない何かに惹かれて、ウーリの元に下ったケニー。

彼が最後に見た景色は、力でも慈悲深さでもない、縛られることのない心が映し出す何か。

つまり「何かの奴隷」ではない景色、だったのかもしれない。

 

 

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ハンジの名言

 

私は思うんだ 本当は…
私達に見えている物と実在する物の本質は… 全然違うんじゃないかってね

20話「特別作戦班」

戦いを主とする調査兵団の中にあって、頭脳派のハンジ。

やや哲学的なこのセリフからは、新たな思考、そして知を通して自由を勝ち得ようとする気概を感じる。

 

もし放っといたら普通に巨人になっちゃうんじゃないか これは!!

試しちゃダメか⁉ 人としてダメか⁉

53話「狼煙」

やや興奮状態のこのセリフからは、変革を求める集団には変人しかいないことを物語っている‥。

そして、モブリットは必要。

 

変えたのは私達じゃないよ

一人一人の選択がこの世界を変えたんだ

61話「回答」

英雄が活躍するだけではない。

話がシリアスになってきた中で、胸がすくような逆転劇だった。

 

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カルラの名言

 

特別じゃなきゃいけないんですか?  絶対に人から認められなければダメですか?

私はそうは思ってませんよ 少なくともこの子は… 偉大になんてならなくてもいい 人より優れていなくたって…

だって…見てくださいよ こんなにかわいい

だからこの子はもう偉いんです この世界に生まれて来てくれたんだから

71話「傍観者」

 

自己受容、自分を愛すると言えば一言で終わってしまうが、それを本当に実感するのは、往々にして困難なこと。

でも、それなくして自信と自由にはつながらない。

 

ベルトルトの名言

 

そうだ…誰も悪くない…全部仕方なかった

だって世界はこんなにも―――残酷じゃないか

78話「光臨」

その少し前のアルミンへのセリフ。

「大切な仲間」でもあり、戦士として「殺さなきゃいけない」も、(良し悪しは別にして)すべてを受け止められたから出てきたセリフでしょう。

ベルトルトたちの置かれた境遇が分かるにつて、この「残酷」の意味が実感されてきます。

 

クルーガーの名言

 

妻でも 子供でも 街の人でもいい
壁の中で人を愛せ

それができなければ繰り返すだけだ
同じ歴史を 同じ過ちを 何度も

89話「会議」

 

命の奪い合いを続ける、憎しみの連鎖。

繰り返すそのループから脱出するために必要なことを、クルーガーは示している。

そして、グリシャはエレンを愛することでそれを実現した、かに思えた。

しかし、そこで終わらないのが、進撃の巨人。

 

 

ジークの名言

 

これ以上『ユミルの民』が生まれてこなければ…
100年を経つ頃にはこの世から確実に巨人は消滅してる
もう世界は巨人の脅威に怯えたり苦しめられたりせずに済む

…何より
そもそも僕らは生まれてこなければ 苦しまなくてよかったんだ

114話「唯一の救い」

ストーリー上、重要なジークの思想。

彼の立場に立ては、その心情は理解できるとこもある。

同じ父親を持ちながら、育て方が全く違ったエレンとは正反対。

そして、ジークとエレンとの中間地点と言えるのが、ヴィリー。

 

ヴィリーの名言

 

私は…できることなら生まれてきたくなかった この血を恨みました
私は他の誰よりも…エルディア人の根絶を願っていました
…ですが、私は死にたくありません

それは… 私がこの世に生まれてきてしまったからです

我々は国も人種も異なる者同士ですが!!
死にたくない者は力を貸してほしい!!
どうか… 一緒に未来を生きてほしい!!
パラディ島の悪魔と!!共に戦ってほしい!

100話「宣戦布告」

エルディア人の生の否定vs.生きたいという意思。

その両方の気持ちが分かったヴィリー。

このシーンは、彼ら3人の立ち位置を表す象徴的な場面。

 

ガビの名言

 

私達は…見たわけでもない人達を全員悪魔だと決めつけて
飛行船に…乗り込んで…

ずっと同じことを… ずっと同じことを繰り返してる…

118話「騙し討ち」

ガビは敵国の人間と接することで、洗脳に気づくことができた。

これが、森から抜け出る一つの方法でしょう。

 

この記事は、随時、更新予定

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